Living And Eating

Living And Eating

イギリス人建築家ジョン・ポーソンは、世界を代表するミニマリズムの提唱者として、その人生をつうじて、世界の精髄を抽出しようと試みている。ポーソン初の料理本となる本書では、彼の単純という哲学がキッチンへと持ち込まれている。<br> <br> ジョン・ポーソンは『Living & Eating』のなかで、構造設計に使うのと同じ手法を用いて、それぞれの素材の個性を強調するシンプルなメニューを生み出している。例えば、新鮮な卵、沸騰した湯、ひとふりの酢だけで、完璧な豊かさの次元に到達した、シンプルなポーチドエッグ。もっと複雑な、レモンリゾットのような料理では、柑橘類の皮、熟成チーズ、ピリッとしたブイヨンの芳醇な香りをブレンドし、それぞれの要素を極限まで高めるクリーミーなミックスを作り上げている。<br> <br> 本書のカラー写真は、ポーソンがロンドンに構える、エレガントな素朴さを持つタウンハウスで撮られたもので、整頓された贅沢さという彼のビジョンを余すところなく伝えている。大きく2つのパートで構成される『Living & Eating』は、料理とホームデザインの両方を取り上げた1冊だ。