ベッカム すべては美しく勝つために

ベッカム すべては美しく勝つために

<blockquote>服には特別な思い入れがあり、いつも自分の身なりにたっぷり気を遣う。日曜リーグ時代、監督はカップ戦のときぼくらにシャツとネクタイを着用させた。おかげでぼくらは他のチームよりいつもかっこよかった。たぶん、それが今のぼくにつながっている。(本文より)</blockquote> <br>   とにかくベッカムは「絵」になる男だ。1999年にトヨタカップで来日した際、フリーキックを蹴る彼の顔がテレビに大写しされるたびに思ったことが「絶対、意識してるよなー」ということ。「ヴィクトリア(彼の妻、スパイスガールズの黒髪のお姉さん)見てる?」という心の声がいまにも聞こえてきそうだった。ただしこの人の場合、許される。今のサッカー界でここまで絵になる人って、デルピエロとこの人くらいしか見当たらない気がする。 <p>   本書では彼のプライベート写真とともに、いままでの人生が彼の言葉で赤裸々につづられている。ベッカムファンでなくとも、サッカーファンなら外せないのは、彼自身が98年W杯、アルゼンチン戦での「事件」のことをしっかり語っていること。2002年の6月に、札幌で行われる「イングランド対アルゼンチン」の因縁の再戦を楽しみにしているファンは多いだろうが、気分を盛り上げる「副読本」として最適だ。それにしても「天は二物を与えないって、そりゃ嘘でしょ」と再確認させてくれる本。こんな「個性的」な人は、そうそう世の中にいるもんじゃない。(杜ベレエザ)